アドバネク株が高値、大分新工場稼動でV字業績期待強まる-売買急増

各種精密ばねの製造・販売を手掛けるア ドバネクスの株価が急騰。大分県宇佐市で、プリンター部品の新工場を8月に 稼働することが分かり、生産効率化を期待した買いが優勢になった。同社は 2009年3月期業績について2けた増収、黒字転換を計画、V字回復に向けて 準備が着々と進んでいる。一時は47円(33%)高の189円と年初来高値を更 新し、午前終値は183円、売買高は200万株を超え、約4年5カ月ぶりの高水 準に膨らんだ。

広報IR部の大沢雅勝氏は、大分新工場の8月稼働を明らかにした上で、 「期初に掲げた国内生産拠点などの再編による、コスト削減と収益改善策の一 環」と話した。

これに先立ち18日付の日刊工業新聞は、新工場の稼働に伴い、大分県内 の2カ所の工場に分散している大手OA機器メーカー向けの精密バネ、金属プ レス製品などを新工場に統合、生産の効率化を図ると報じた。10年3月期に は売上高約8億円を見込むとしている。投資額は約1億円。

アドバネクは09年3月期通期の連結業績について、売上高は前期比18% 増の457億円、営業損益は9億円の黒字(前期は8億2400万円の赤字)、最 終損益は4億円の黒字(同23億8200万円赤字)を計画している。「携帯電話 用蝶番を手掛ける子会社、ストロベリーコーポレーションで遅れていた海外市 場向け大型案件の売上増加が見込まれるほか、国内向けばねやモーターが回復 傾向にあり、原料高の価格転嫁も浸透してきている」(大沢氏)そうだ。

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