ハウス食株がもみ合う、おいしい水表記で排除命令-業績影響は限定も

カレー最大手のハウス食品の株価がもみ合 い。「六甲のおいしい水2リットル」の製品ラベル表記をめぐり、不当表示防止 法に違反している疑いが持たれ、公正取引委員会から排除命令を受けた。前日比 23円(1.4%)安の1670円と売り先行で始まったが、業績への直接的影響は大 きくないとの見方や、株価指標から見た割安感が次第に広がり、午前終値は2円 (0.1%)高の1695円と戻している。

花崗岩、1月製造分から削除

同社は「六甲のおいしい水2リットル」(賞味期限2006年11月23日- 2010年1月17日)において、「花崗岩に磨かれたおいしい水」との表記説明を していたが、公取委から「合理的根拠を示すものではない」と判断された、と 17日に発表した。ハウス食側では六甲山地の花崗岩層に接触した雨水が地下水 流となり、六甲工場周辺地下にまで流れ込んでいるとして、これまで公取委に対 して表示の正当性を説明していたという。

なお、指摘を受けたラベル表記については、ハウス食は今年1月18日製造 分から削除した。今回の件は安全性への問題ではないことも強調している。明和 証券の矢野正義シニア・マーケットアナリストは、「表示が問題視されたのは企 業イメージにとってマイナスだが、直接的な業績への影響が限られるとの見方が あるようだ」と指摘した。

さらに株価が1株純資産(1639円)近辺にあることで、「1株純資産に接 近する場面では割安と判断した押し目買いが入りやすい」(矢野氏)という。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE