パーク24株は4年超ぶり安値、車乗らずで初の営業減益へ-格下げ

無人時間貸し駐車場を運営するパーク24 の株価が一時、前日比48円(6.4%)安の697円と3日ぶりの急反落。取引時 間中としては2004年3月3日以来、約4年3カ月ぶりに700円を割り込んだ。 ガソリン価格高騰の余波で、車の利用抑制に伴い駐車場の稼働率が低下してお り、2008年10月期の連結営業利益が上場以来、初めて減益に転じる見通しにな った。ガソリン価格の先高観が強い中、業績の先行きを不安視した売りが優勢、 アナリストの間からも投資判断を引き下げる動きが相次いでいる。

同社が17日に発表した新しい08年10月期の連結営業利益予想は、前期比 31%減の88億円。従来は127億円と増益を見込んでいた。会社側は、交通量の 減少やガソリン価格高騰など外部環境の変化等により、駐車場の利用台数が落 ち込み、稼働率の低下につながったとしている。パーク24の一般タイムズ(S T)稼働率推移を見ると、上期(07年11月―08年5月)の稼働率は43.8%、 07年10月通期実績の47.2%を下回る状況が続いている。

5月以降で4回の値上げ

パーク24が業績予想の原因に挙げたガソリン価格は、高騰が続きそうな 気配だ。出光興産は10日、ガソリンや灯油、軽油など石油製品の卸価格を16 日の出荷分から1リットル=1.7円の値上げを決めたと発表。同社は半月ごとに 価格改定を実施しており、5月以降、4回の値上げに踏み切っている。

国際的な価格指標であるニューヨーク原油相場は16日、一時過去最高の1 バレル=139.89ドルを記録。ドル安・ユーロ高が進んだことで、ヘッジ商品と して投資妙味が高まった上、火災で北海油田からの供給が減ったことも相場上 昇につながった。

想定以上の稼働率悪化

野村証券金融経済研究所の奥代英樹アナリストは17日付の投資家向けメモ で、「景気減速やガソリン価格の上昇等で、想定していた以上に個人が車の利 用を手控える傾向が足元でさらに強まっている」と指摘。さらに、原油高に伴 うガソリン価格上昇で、「個人の車の利用の手控えは続く」(同氏)と見てい る。

野村金融研では、パーク24の08年10月以降の業績予想を下方修正。営 業利益を今期が88億円(従来予想120億円)、09年10月期が89億円(同143 億円)、10年10月期が103億円(同166億円)とそれぞれ見直した。投資判断 は、「3(中立)」から「4(ウエート下げ)」に引き下げ。来期予想基準の PER(株価収益率)は23倍で、NOMURA400・サービスセクターの19倍 を上回る水準にあることが背景という。

このほか、UBS証券も17日に投資判断を「中立」から「売り」に、目標 株価を800円から600円に引き下げている。

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