プロスペRが上場来安値、監視委が運用会社に処分勧告-利益相反(2)

首都圏を地盤に住居用不動産を投資対象と する不動産投資信託(J-REIT)、プロスペクト・レジデンシャル投資法人 の投資口価格(株価に相当)が4営業日ぶりに反落、上場来安値を更新した。証 券取引等監視委員会が前日に、同REITの運用会社に、不動産取得に関連した 不正行為があったとして金融庁に行政処分を行うよう勧告したと発表したこと を受けて、売りが広がった。

午前9時41分現在、プロスペクト・レジデンシャル投資法人の投資口価格 は、前日比2万7000円(8.9%)安の27万6000円。東証REIT指数は午前9 時46分現在、前日比5.02ポイント(0.4%)高の1434.29ポイント。

この運用会社はプロスペクト・レジデンシャル・アドバイザーズ。監視委に よると、同社は利害関係者からの建物取得で、不動産鑑定業者に売主の希望する 価格以上の評価を出すよう依頼、これが利益相反に当たるという。こうした評価 を示す鑑定業者を任意に選定したことも不適切としている。

農中信託銀行運用部の新海秀之シニアファンドマネジャーは「プロスペクト 自体の株価がかなり安くなっていたなかで、今回の勧告発表があったため、プロ スペクトにはまだ下値があるだろう。ただ、個別のJ-REITの問題であり、 J-REIT全体への投資家心理にはさほど影響はないとみている」と述べた。

--共同取材:伊藤小巻 Editor:Tetsuki Murotani Kenshiro Okimoto

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