短期市場:翌日物0.50%付近、資金需給に余裕-金利先物買い戻し続く

朝方の短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.50%付近。四半期末の6月末を控えてレポ(現金担保付債券貸借)が高い ものの、足元では準備預金の積み始めを考慮して資金需給に余裕が持たされてい る。一方、ユーロ円金利先物相場は、早期利上げ観測の後退に加え、欧米市場で も過度の利上げ織り込みがはく落しており、買い戻しが続いている。

翌日物は、17日の加重平均0.505%に対して、外国銀行、国内銀行とも

0.505%から0.50%の落ち着いた調達水準となっている。前日も資金需給に余裕 があったため、0.50-0.51%から0.505%中心に取引が進み、午後は0.50%へ低 下した。

日銀は午前9時20分の定例調節を見送った。準備預金(除くゆうちょ銀) は前日と横ばいの5兆6000億円程度。残り要積立額(1日平均4兆8300億円) と積み終了先(17日は1900億円)から推計した中立水準は5兆円程度で、引き 続き十分な余裕幅(積み上幅)がある。

一方、レポは、6月利払い債の振替停止期間が明ける20日スタート分が

0.60%付近まで上昇している。同日は国債の償還・利払いで6兆円程度の資金余 剰が見込まれるが、資金決済が膨らむ上、四半期末を控えて償還資金がどの市場 に流れるか不透明感もある。

金利先物は続伸

ユーロ円金利先物相場は続伸(金利は低下)。前週末の日銀総裁会見を受け た買い戻しの流れに加え、欧米の中央銀行から過度に利上げを織り込んだ市場を 冷やす動きも見られ、前日の米国では2年債利回りが大幅低下。経済指標の悪化 や大手金融機関の追加増資の可能性を受けて米国株は下落している。

中心限月2009年3月物は前日比0.025ポイント高い98.865で始まり、一時

0.050ポイント高の98.890(1.110%)と、相場が急落した前週10日より前の水 準まで戻している。2年スワップは1.30%付近と、前日のレンジの下限

1.31%付近を下回っている。

米ウォールストリート・ジャーナル紙は情報源を明らかにせずに、米連邦公 開市場委員会(FOMC)は来週の会合で金利を据え置くと報道。英紙フィナン シャル・タイムズ(FT)も匿名の米金融政策当局関係者の発言を引用し、市場 参加者は利上げの可能性を織り込み過ぎていたと伝えた。

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