鉄スクラップ価格:最高値更新-中国・台湾向け鉄鋼輸出強い

日本鉄源協会(東京都中央区)が18日公 表した国内主要3地域における6月第3週の鉄スクラップ平均価格(東京、名 古屋、大阪:標準品H2)は、1トン当たり6万2913円と前週比で766円 (1.2%)値上がりし、最高値を更新した。

海外需要や国内高炉メーカーのスクラップ使用拡大に支えられ、価格は 2007年11月末以降すでに8割以上上昇しているが、電炉メーカー最大手の東 京製鉄が18日に全工場で購入価格をトン当たり2000円引き上げるなど、値上 げが止まらない格好だ。

5月の連休明け以降、東京製鉄の岡山工場では、米産スクラップを調達す る代わり同工場での国内産スクラップ購入価格を据え置いていたが、6月に入 り「再度値上げを始めたため、相場は再度上昇基調に入った」(三井物産メタ ルズの乗田佐喜夫常務)。

国内鉄鋼需要は「マンションの売れ行きがよくないなど重苦しい話題が多 く、(中東向け鉄鋼主要供給国の)トルコのスクラップ購買意欲も弱くなって いるが、日本から韓国や台湾向けに鉄鋼半製品のビレットなどの輸出需要が強 く、電炉各社はほとんど減産していないことも国内スクラップ需給に拍車をか けている」(同氏)という。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE