米AIGの格付けを引き下げ、新CEOの事業見直しで-AMベスト

米格付け会社AMベストは17日、資産規模 で保険最大手の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の信用 格付けを「aa-」から「a+」に引き下げた。同社は15日にロバート・ウィ ラムスタッド会長が最高経営責任者(CEO)を兼任すると発表したばかりだが、 AMベストは、同新CEOによる全社的な事業見直しを格下げ理由に挙げた。

AMベストの発表文によれば、事業見直しはAIGの営業を混乱させる恐れ があるほか、「非中核事業売却の可能性で、これまでの事業多角化の恩恵が損な われるだろう」と指摘した。

ウィラムスタッド会長兼CEOは16日、全社的な事業見直しにおいて「聖 域は設けない」と述べている。AIGはサブプライム(信用力の低い個人向け) 住宅ローン関連の評価損が響いて2四半期連続赤字と、過去最悪の業績となり、 5月に約200億ドルの増資を実施した。

AMベストが付与した「a+」は10段階の投資適格級格付けで上から5番 目。同業のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)やムーディーズ・インベ スターズ・サービス、フィッチ・レーティングスによるAIGの格付けは上から 4番目。

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