英バークレイズ株が大幅高:資本増強に向けテマセクと交渉中との観測

17日のロンドン株式市場で、英銀4位のバ ークレイズの株価が大幅高となった。資本調達に向けた新株売却について、シ ンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスと交渉中との観測が広 がった。

バークレイズの株価は前日比3.3%高の339.75ペンスで、時価総額は223 億ポンド(約4兆7100億円)となった。年初来の株価騰落率はマイナス32%で、 8銘柄で構成されるFT銀行株指数のマイナス23%を上回る下落率だ。終値は

3.5%高まで上昇した。

NCBストックブローカーズのアナリスト、サイモン・ウィリス氏(ロン ドン在勤)は「バークレイズがテマセクと会談を行っていることが示唆されて いる」とし、「同行がテマセクや中国国家開発銀行に話を持ち掛けると、もっぱ ら予想されている」と指摘した。

バークレイズは16日、選ばれた投資家や既存株主を対象にした新株発行に よる資本増強を実施する可能性を明らかにした。コリンズ・スチュアートのア ナリストらによると、今回の新株発行は株主割当ほど希薄化しない可能性があ る。バークレイズ株をテマセクは2.06%、中国国家開発銀行は3.02%保有して いる。

オリエル・セキュリティーズのロンドン在勤アナリスト、マイク・トリピ ット氏は、バークレイズが割引価格で株式を発行する可能性もあるが、割引率 は市場価格の5%を大幅に上回る可能性は低いと指摘する。「大幅な割引価格で 株主割当を実施する必要性はない」と説明した。

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