【注目株】石油元売、地銀、商社、シャープ、KDDI、三菱自(2)

18日の材料銘柄は以下の通り。

新日本石油(5001)や新日鉱ホールディングス(5016)など:18日付の 日本経済新聞朝刊によると、ブラジル国営石油会社「ペトロブラス」が年内に 日本でバイオ燃料を販売する。低価格のバイオエタノールを混合した燃料を独 立系ガソリンスタンドに供給、環境性能を前面に出す計画で、1リットルあた り卸価格は通常のガソリンより1-2円安くなる見通し。

地方銀行株:18日付の日経新聞朝刊によると、仏金融大手のBNPパリ バグループが日本国内の企業向けの再生事業を本格化する。専門ファンドを設 けて9月までに800億円を募集、主に地方の企業について銀行が持つ不良債権 を買い取るほか、先々の再編を見越した企業の株式取得なども検討する。地銀 の財務体質改善などが期待できるという。

水産関連株:小型漁船のイカ釣り漁業者の組織「全国いか釣漁業協議会」 の要請に応じ、全国の小型イカ釣り漁船が18日午前の漁を一斉に休む。18日 付の東京新聞朝刊が報じた。燃料高を受けた組織的な休漁は初めてという。

三菱商事(8058)、丸紅(8002):18日付の日経新聞朝刊によると、両社 はイオン(8267)との提携関係を強化、プライベートブランド(PB=自主企 画)品開発などを担う戦略子会社「イオントップバリュ」(千葉市)と商品調 達子会社「イオン商品調達」(同)の株式の15%前後を取得する。また三菱 商に関しては17日、マレーシア国営のペトロナス社から同国沖合の石油採掘 権を取得したことが明らかになった。

シャープ(6753)、関西電力(9503):18日付の日経新聞朝刊によると、 両社は堺市の臨海部に世界最大級の太陽光発電所を建設する。2009年に着工 する発電所の能力は10メガワット。10年以降にはシャープが液晶パネルや太 陽電池の工場を建設しているコンビナート内の建物の屋根などに太陽電池を敷 き詰めて発電する計画もあるという。

KDDI(9433):三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)と設立 に向けて準備を進めていた携帯電話サービス特化型の新銀行「じぶん銀行」が、 金融庁から17日付で免許を取得。7月中旬に設立する。預金量の目標は3年 目で1兆円、5年目で1兆5000億円、5年目に累積損失を解消する計画。

トヨタ自動車(7203):中国にある合弁会社の1つ、広州トヨタ(広東省 広州市)に第2生産ラインを新設すると発表。3億8000万ドル(約410億 円)を投じて既存工場内にラインを増設、2009年半ばから普通乗用車「カム リ」を年間12万台規模で生産する。将来的に第2ラインは同20万台まで能力 を拡大する計画。

三菱自動車(7211):仏プジョーシトロエングループ(PSA)と電気自 動車の開発や生産で協業に向けて検討を行う。両社はすでにスポーツ型多目的 車(SUV)とディーゼルエンジンの相互供給などで提携関係にあった。

東建コーポレーション(1766):改正建築基準法の施行を背景に重量鉄骨造 のアパートや賃貸マンションの完工時期が後ずれし、2008年4月通期の連結 純利益は前の期比49%減の34億円となった。09年4月期の純利益予想は前期 比2倍の68億円。

コーセル(6905):半導体製造装置やアミューズメント機器などの主要供 給先企業が投資を抑制、受注減から同社の08年5月通期の連結営業利益は前 の期比15%減の56億円と目標値を6%下回った。09年5月期の営業益予想は 前期比7.1%減の52億円で、同社株をカバーするアナリスト3人の予想値の 平均(57億円)を下回った。

パーク24(4666):交通量の減少やガソリン価格の高騰などで駐車場の 利用台数が減少、既存物件の稼働率が低下している。下半期もこの傾向が続く と判断、08年10月通期の連結営業利益予想を従来の127億円から88億円に 31%引き下げた。同社株をカバーするアナリスト8人の今期営業益予想の平均 は117億円だった。

フルキャスト(4848):スポット事業の売却に伴い、5月の連結売上高は 前年同月比6.2%減の81億円にとどまった。ただテクノロジー事業の売上高 は同68%増の21億円、営業支援などのオフィス事業の売上高は同6.2%増の 11億円だったという。07年10月-08年5月までの8カ月累計売上高は667 億円で、通期目標に対する進ちょく率は63.5%。

武富士(8564):5月末の総口座数は前年同月比15%減の181万9103件。 今年3月末と比べても0.8%の減少となった。営業貸付金残高は1兆1728億 円で、前年同月から18%減った。

J.フロント リテイリング(3086):5月の連結売上高は前年同月比

1.6%減だった。大型連休商戦は好調に推移したが、中旬以降の天候不順で衣 料品が低迷、主力の百貨店業が停滞した。3-5月期(第1四半期)累計では

2.6%の減少。

パレモ(2778):ショッピングセンターの増加でオーバーストア状態が一 段と深刻化、08年3-5月期(第1四半期)の既存店売上高は前年同期比

10.7%減と苦戦した。32店の出店と6店の退店を実施、営業利益は同42%減 の3億1000万円となった。

プラネット(2391):企業間電子データ交換(EDI)サービスの利用デ ータ拡大で採算性が向上。次世代型インターネットEDIの安定稼働や商品情 報共有システムの導入拡大などで成果があったため、08年7月期の期末配当 を3500円から4000円に引き上げる。年間配当は前期比500円増の7500円。

アライドハーツ・ホールディングス(3062):食品類の低調で08年5月中 間期の売上高は事前の目標値を1.4%下回る見通し。ただ、チラシの配布回数 圧縮や販促関連経費の合理化などで採算性は向上、中間営業利益は前年同期比 16%増の17億8500万円(速報値)と、前回予想の17億円から上積み。

ハウス食品(2810):「六甲のおいしい水2リットル」の製品ラベル表記を めぐり、不当表示防止法に違反している疑いが持たれ、公正取引委員会から排 除命令を受けた。

ニトリ(9843):下請け業者に支払うべき代金約3億2900万円を不当に減 額したとして公正取引委員会は同社に対し下請法違反で再発防止を求める是正 勧告を行った。ニトリ側は減額した分を今月9日にすべて業者に返還している という。

造船株:国内造船20社などで組織する日本造船工業会の田崎雅元会長 (川崎重工業会長)は17日の会見で、会員企業の半数以上で鋼材の納期に2 週間程度の遅れが出ていることを明らかにした。造船工業会のアンケート調査 に応じた18社のうち、10社が高炉メーカーからの鋼材供給に遅れが生じてい ると答えたという。遅れは、年初から生じている。

ランシステム(3326):直営店「桃太郎」で家庭用ゲームのハード、ソフ トなどを販売するほか、インターネット複合カフェの「自遊空間」を展開。カ ジュアルウエア事業の廃止に伴う特別損失計上で、今期は最終赤字転落見込み であり、08年6月通期の配当を見送る。従来は前期と同じ1500円配を計画。

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