ECBメルシュ氏:インフレ期待の抑制が「最優先課題」,リスク上昇

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メン バー、ルクセンブルク中央銀行のメルシュ総裁は、物価安定に対するリスクが高 まっており、ECBの「最優先課題」はインフレ期待の抑制だとの見解を示した。

メルシュ総裁は、17日までに公表されたルクセンブルク中銀年次報告書で、 「インフレリスクが上振れなのは明らかだ」と指摘。「最優先課題は、中長期的 なインフレ期待をしっかりと抑制することだ」と強調した。

ECBのトリシェ総裁も5日、経済成長が鈍化したとしても7月に利上げを 実施する可能性があると述べていた。当局者は、石油や食品コストの高騰を受け 賃上げ要求が強まるなか、16年ぶりの高水準となっているインフレ率が賃金と 物価のスパイラルを引き起こすことを懸念している。

メルシュ総裁は、「物価と賃金が結びつくことで、インフレ圧力が強まる可 能性が強く懸念されている」と分析。ECBは「引き続き、二次的影響と中期的 な物価安定への上振れリスクを断固として防ぐ覚悟だ」と述べた。

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