米銀は650億ドルの追加増資が必要、調達難も-ゴールドマン(2)

米ゴールドマン・サックス・グループは17日、 米銀は貸倒損失や資産評価損は2009年1-3月(第1四半期)まで続くため、 今後さらに650億ドル(約7兆340億円)の増資が必要となる可能性があると 指摘した。

リチャード・ラムズデン氏らゴールドマンのアナリストは17日付のリポー トで、米銀は必要な増資の3分の2を終えただけだとの見方を示し、金融機関 のこれまでの増資は「損失を埋めただけだ」と述べた。

ラムズデン氏はさらに、資金調達はより困難になっているとして、増資を した米銀42行のうち株価が新株発行価格を上回っているのは4行のみだと指摘 し、この状況が「次回の増資をより困難で、銀行にとってコストの高いものに するだろう」と書いている。

米S&L(貯蓄・貸付組合)最大手のワシントン・ミューチュアルは4月 8日に、前営業日の終値に比べ33%割引の1株当たり8.75ドルで新株を発行し た。6月17日午前9時30分の同社株は6.85ドルとなり、割安な新株発行価格 をさらに22%下回っている。

また、ラムズデン氏は信用市場の環境を悪化させる住宅価格下落は今年い っぱい続くと予想。「銀行株の幅広い上昇は向こう数カ月には望みにくい」と し、信用市場をめぐる費用の拡大に歯止めがかかるまでは銀行の財務は改善し ないと指摘した上で、損失に備えた「引き当てのピークは09年初めになるだろ う」と記している。

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