プール氏:米当局は「早い時期」に利上げを、賃金上昇の後では手遅れに

米セントルイス連銀のプール前総裁は17 日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、エネルギー価格高騰を 背景にしたインフレスパイラルを回避するため、米連邦公開市場委員会(FO MC)は利上げを実施すべきだとの考えを明らかにした。

3月に総裁を退任したプール氏は「比較的早い時期に動くべきだ」と発言。 「エネルギー市場で現在起こっていることを一時的なショックだと解釈できる とは思わない」と述べた。

プール前総裁はインフレ期待が賃金上昇につながるのをFOMCは回避す べきだと主張。「落ち着いた賃金動向を維持する必要がある」と語った。いっ たんインフレ期待が賃金上昇圧力を高め始めると「手の施しようがなくなり」、 消費者物価を抑制するのが困難になるとの見解を示した。

米金融当局関係者は最近、物価圧力の上昇に対する懸念を強めていること を示唆しており、早ければ8月にも利上げに踏み切るとの観測が高まっている。 フェデラルファンド(FF)金利先物の動向によれば、8月の定例会合で少な くとも0.25ポイントの利上げが実施される確率は55%。

ブルームバーグ・ニュースの月間調査によると、エコノミストは利上げ予 想に比較的慎重で、FOMCが来年まで利上げを控えるとの見方が大半を占め た。一方、JPモルガン・チェースとバークレイズ・キャピタルのエコノミス トは今年9月の利上げを予想している。

13日にロイターとミシガン大学が発表した5年先のインフレ期待指数は6 月に3.4%と1995年以来の高水準に並んだ。

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