英中銀総裁:インフレ率は年内に4%突破も-金融政策の道筋不透明

イングランド銀行(中央銀行)のキング総 裁は17日、ダーリング英財務相にあてた書簡で、英国のインフレ率が年内に 4%を超える可能性があると伝えた。

キング総裁は書簡で、「目標である2%までインフレ率を押し下げるために 必要な金融政策の道筋は不透明だ」との認識を示した。インフレ高進により中 銀総裁が財務相に書簡で説明するのは1997年にイングランド銀の独立性が強 化されて以来で2回目。

5月の英インフレ率は3.3%と、少なくとも97年以来の高水準に加速し た。イングランド銀は昨年12月以降に3回の利下げを実施しているが、追加利 下げは困難な状況となった。6月は5%での据え置きを決めていた。

キング総裁は、1カ月前に前回のインフレ予測を発表した後に、エネルギ ー価格が一段と上昇したと指摘。「現状では、インフレ率は7-12月(下期) に急上昇し4%を超える公算が大きい」との見方を示した。さらに、「2009年 に入っても当分、目標を大きく上回る状態が続く可能性が高く、従って、政府 への説明の公開書簡は向こう1年程度続くだろう」と告げている。

英国の法律では、インフレ率が目標の2%から1ポイント超離れた場合、 中銀総裁に政府への説明義務が生じる。キング総裁は前回、07年4月に書簡 を送った。同年3月にインフレ率は3.1%に達していた。

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