ドイツ5賢人委員会:州立銀は売却すべきだ-サブプライム損失受け

ドイツの政府経済諮問委員会(5賢人委員 会)は17日、州立銀行について、2015年までに売却すべきだとの見解を示した。 米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連損失の発生で、ドイツ の金融業界において州立銀が「大きな弱点」だということが示されたとしている。

5賢人委員会はリポートで、「州立銀行は信用危機の影響を過度に受けてい るだけでなく、多くの場合は低収益で、ビジネスモデルの持続性も低い」と指摘 した。

同リポートによれば、上場・州立を含むドイツの銀行は米住宅市場の低迷や 信用収縮に関連した評価損をこれまで488億ドル(約5兆3000億円)計上して いる。このうちWestLBやバイエルン州立銀行など州立銀の評価損は201億 ドルで、全体の43%を占める。収益押し上げを狙い、リスクの高い証券に投資 したことが影響した。

同委員会は、各州が州立銀の持ち株をすべて売却もしくは保有比率を25% 未満に下げるべきだと指摘。また貯蓄銀行のための中央銀行としての州立銀の機 能は、長い間「時代遅れ」ととらえられているとした上で、貯蓄銀には、1つか 2つの州立銀があれば良いとの考えを示した。

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