福田首相:洞爺湖サミットで中期目標の追求不要-地球温暖化対策で

福田康夫首相は17日午後、主要8カ国(G8) の報道機関との会見で、地球温暖化対策をめぐり、2020年ごろまでの中期的な 目標について、「合意するのは09年末までに行われていく国連の交渉の中心 的な課題だ」と言明した。その上で「今回のG8はその合意をする場ではないの で、中期目標を追求する必要性は必ずしもない」と述べ、温暖化対策を主要テ ーマの一つとして討議する7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)で中期目標 に関する合意形成を目指さない考えを明らかにした。

首相は洞爺湖サミットについて、「中期目標を含む地球温暖化対策の議論が 具体的な結果を達成するよう、建設的な議論をする必要がある」と指摘。その上 で「問題は、すべての主要経済国が責任のある形で参加できるようにすることだ。 G8が実効性ある時期、枠組みつくりの実現を促進させるような政治的な成果を 得たい」と語った。

原油価格や穀物価格の高騰への対応では、「G8として何らかのメッセージ を出す必要がある。決定的な状況というものをもたらすための一つのステップに なれればいい」と述べ、サミット議長国としての決意を表明した。

一方、消費税率の引き上げ論について、「高齢化社会を考えると、かなり道は 狭くなってきている」と述べ、現在5%の税率を引き上げざるを得ない時期が近 づいているとの認識を示した。

福田首相はまた、日本が北朝鮮に対する制裁をさらに解除する可能性につ いて、「相手の対応によって制裁を解除していくことはあり得る」と指摘するととも に、中国との間で交渉している東シナ海のガス田共同開発問題については、「も うじきだ」と述べ、近く何らかの形で決着する可能性を指摘した。

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