KDDIと三菱東京の携帯銀行、5年で預金1.5兆円に-7月開業(3)

国内通信2位のKDDIと三菱東京UF J銀行は17日、携帯電話での決済利用に特化した新銀行「じぶん銀行」を7 月中旬に開業すると発表した。資本金は200億円で両社が折半出資。5年目に は預金量で地銀中位並みの1兆5000億円とし、累積損失の解消を目指す。携 帯会社自らが決済銀行業に参入する初のケースとなる。

金融庁から同日免許を取得した。開業時は円建ての預金と決済サービスと し、パソコンや電話(音声)でも対応する。外貨預金やカードローン、保険な ども順次取り扱う計画。KDDIの小野寺正社長は同日の記者会見で「決済手 段の提供により満足度を上げ、顧客獲得につなげたい。KDDIの新規事業の 中核に位置づける」と述べた。

KDDIの携帯電話契約者には、相手の携帯番号だけを入力すれば送金で きるようにしたり、携帯料金の口座引き落としでKDDIのポイントがたまる サービスも提供する。じぶん銀行と三菱東京UFJの口座間の振り込み手数料 は無料とする。単年度黒字化は3年後を目標とする。

銀行業への異業種参入では、ソニー系列でネット専業のソニー銀行のほか、 セブン&アイ・ホールディングス傘下でコンビニエンスATM(現金自動預払 機)や決済に特化したセブン銀行、同様に総合スーパー大手イオングループが 設立したイオン銀行などがある。携帯電話会社と既存の銀行との提携による決 済サービスは既に広がっている。

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