福田首相:消費税上げ是非「決断すべき大事な時期」-道狭まっている

福田康夫首相は17日午後、消費税率の引き 上げ論について、「決断しなければならないとても大事な時期だ。国民世論がど う反応するかを考えている時だ」と言明。「高齢化社会を考えると、かなり道は狭 くなってきている」と述べ、引き上げざるを得ない時期が近づいているとの認識を 示唆した。

首相は7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)前に主要8カ国(G8)の報道 機関と会見。消費税率引き上げ以外の選択肢があるのか、との質問に答えた。 会見は内外の報道機関に公開された。首相の発言は次の通り。

「わが国は今、消費税が5%だ。欧州の国々と比べると非常に低い。それを 社会保障を充実させるためにどうしようかという議論が盛んになされている。社会 保障の財源が不足しているから消費税でまかなうべきだという議論があるが、今 のところは5%で頑張っている」

「しかし日本は世界で有数の高齢化社会でもある。子供が生まれないというこ ともあるが、年寄りが長生きできる幸せな国だ。その国が5%でやっているから、 これだけ財政赤字を背負っているとも言える。決断しなければならないとても大 事な時期だ。国民世論がどう反応するかを考えている時だ」

「高齢化社会を考えると、かなり道は狭くなってきていると思う。この議論は過 去にずいぶんやってきている。しかし政治的決断ができなくなってきている。そ の辺をどうするかということだ。この会見は日本のメディアが聞いている。影響力 が大きいことを考えてもらいたい」

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