福田首相:対北制裁の追加解除、「相手次第であり得る」

福田康夫首相は17日午後、7月の主要国首 脳会議(洞爺湖サミット)前に主要8カ国(G8)の報道機関と都内のホテルで会 見し、日本が北朝鮮に対する制裁をさらに解除する可能性について、「相手の 対応によって制裁を解除していくことはあり得る」と述べた。この会見は内外の報 道機関に公開された。首相の発言は次の通り。

北朝鮮が先週、日本との公式実務者協議で、日本人拉致問題を再調査する ことを約束。北朝鮮に亡命したよど号ハイジャック犯の引渡しに向けて協力する ことを確認した。

北朝鮮の核開発問題をめぐる6カ国協議で検討されている北朝鮮向けのエネル ギー支援に日本が参加する可能性:

「わたしどもの期待は、正常な関係にするということだ。正常な関係には時間 がかかるかもしれないが、相手の対応によって制裁を解除していくことはあり得る。 それは相手次第だ。だから今、話し合いが行われ始めた段階で、どういう制裁を 解除するとは言えない。北朝鮮の対応次第だ。『全部の制裁を解除する』と言っ ているわけではない」

拉致被害者の再調査と、よど号犯の引渡し時期:

「今回、外務省が実務的に協議して、日本が制裁を限定的に解除することに なった。今後、いかにして進展させていくかによって、すべてが実現していくのだ と思う。(北朝鮮と)精細な打ち合わせをしていかなければならない」

「(北朝鮮の再調査開始の)時期も含めて今、申し上げられる段階ではない。し かしそんなに時間がかかるのであれば、約束をしたことにならない。時間的な制 約は常識的な範囲内であると思っている。いずれにしても話し合いを進展させる こと以外に解決の方法はないと考えている。お互いに誠意を持って交渉したい」

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