ゼーリック世銀総裁:ロシアはインフレ抑制必要-強い成長維持で(2

世界銀行のゼーリック総裁は17日、ロシア が過去10年にわたって享受してきた「強い」経済成長を維持したければ、イン フレ抑制に一段と取り組む必要があるとの認識を示した。

ゼーリック総裁はモスクワで記者団に対し、「食料とエネルギー価格の組み 合わせがインフレ懸念を高めている。ロシアの強い成長を維持する上で、インフ レへの取り組みは重要だ」と語った。同国のインフラ事業への資金提供合意後に 発言した。

世界的な原油・天然ガス価格上昇を背景に、資源輸出国のロシアでは年金や 公的部門の賃金を政府が引き上げており、個人消費が急拡大。インフレ率は5月 に15.1%と、約5年ぶり高水準に達した。世銀はロシア経済が過熱するリスク を指摘している。

世銀が2日発表したところによれば、ロシアのインフレ率は年末までに12 -14%が見込まれる。同国政府は今年9-10.5%の物価上昇率を目指しているが、 それを達成するのは「非常に困難だ」とクドリン財務相は17日の会議で述べた。 昨年実績は11.9%で、政府目標を3ポイント余り上回った。

同財務相をはじめ、メドベージェフ大統領とプーチン首相と16日にモスク ワで会談したゼーリック総裁は、ロシア政府がインフレ加速の「リスクを認識し ている」と話した。

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