バイリーン株が年初来高値、自動車マット伸びと価格転嫁で増益期待

不織布メーカーで国内最大手の日本バイ リーンの株価が、一時35円(6.2%)高の598円と4連騰。年初来高値を更新 し、2007年11月以来、7カ月ぶりの水準を回復した。自動車用のフロアマッ トや電池用セパレータなどの伸びが続く上、価格転嫁の浸透で収益の拡大傾向 が続くと一部アナリストの間から指摘され、買いが優勢になった。

野村証券金融経済研究所の青木広道アナリストは16日付の中小型株マン スリー(6月後半号)で、「長い実績の中で培った高い生産技術やノウハウが、 様々なニーズに対するきめ細かい対応を可能としており、日本バイリーンの強 みになっている」と評価。自動車関連ではフロアマット、ハイブリッドカー向 け電池用のセパレータも高い伸びが見込まれ、価格是正やコスト削減で、 「2009年3月期からは再び増益に転じ、自動車関連を中心に安定した利益成長 が予想される」との見方を示した。

バイリーンが5月15日に示している09年3月期業績予想は、本業のもう けを示す連結営業利益が前期比3.4%増の40億円、純利益は6.8%増の26億 円。戦略事業であるフロアマット、電池セパレータ事業で販売拡大を目指すと いう。前期の純利益は前の期に比べて16%減の24億円だった。

野村金融研による今期の営業利益予想は40億円と、会社計画と同水準。 ただ、10年3月期は45億円、11年3月期は47億円と緩やかながら増益路線 が続くと見ている。

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