米モルガンSやシティから石油アナリスト流出-ヘッジファンドが採用

米大手金融機関から有力石油アナリストが 流出している。証券会社が過去最悪の赤字に苦しむ一方、ヘッジファンドがよ り高額な報酬を提示しているためだ。

モルガン・スタンレーのダグラス・テレソン氏(46)とシティグループの ダグ・レゲーテ氏(41)は両社を相次ぎ退社。両氏は米誌インスティチューシ ョナル・インベスターがまとめた大手石油会社担当のアナリストのランキング で1、2位を占めた。3位だったシティのジェフ・キーブルツ氏も退社する見 通しだ。

アナダーコ・ペトロリアムなど独立系石油会社を担当するアナリストのラ ンキングで首位になったバンク・オブ・アメリカ(BOA)のロバート・モリ ス氏もすでにBOAを去っている。

原油高を背景に、エクソンモービルやアナダーコなど石油株は今年に入っ て相次ぎ最高値を更新。原油先物相場は年初から46%上昇し、16日に一時1バ レル=139.89ドルの最高値を記録。天然ガスも73%高騰した。

一方、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)市場崩壊の 影響を受け、銀行や証券会社は計8万3000人以上の人員削減を強いられている。

ナショナル・シティ・プライベート・クライアント・グループのファンド マネジャー、ジェームズ・ハロラン氏は「エネルギーはホットな分野だ。人員 の出入りが実に多い」と指摘。この現象は「エネルギー業界と同等の報酬を支 払っていないことなど、金融業界の魅力が以前より低下したことと大いに関係 がある」との見方を示した。

モルガン・スタンレーは4日、テレソン氏の退社に伴い、米3大石油会社 (エクソン、シェブロン、コノコフィリップス)のカバーを打ち切った。同社 の広報担当ジェニファー・サラ氏が先週明らかにした。

シティはレゲーテ氏の退職届を5月30日に受け取ったという。同氏はイン タビューに対し、ヘッジファンド「クアドラム・キャピタル・マネジメント」 に移籍するため、同31日にシティを退社したことを明らかにした。

テレソン、キーブルツ両氏からのコメントは得られていない。

-- Editor: Tony Cox, Otis Bilodeau

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