米ブラックストーン傘下のGSO、モナークがディストレスト債投資へ

米ブラックストーン・グループ傘下のGSO キャピタル・パートナーズと、モナーク・オルタナティブ・キャピタルがディス トレスト債購入に向けて資金を集めている。米景気鈍化に伴ってデフォルト(債 務不履行)となる企業が増えるとみているためだ。

事情に詳しい関係者2人によれば、ブラックストーンが3月に買収したGS Oは15億ドル(約1620億円)の調達を目指しているが、投資対象にはレバレッ ジド・バイアウト(LBO、買収先の資金を担保に資金調達する買収)で非公開 となった企業が含まれる。また、ブルームバーグ・ニュースが入手した投資家あ て書簡によれば、モナークは最大6億ドルを目標としている。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによれば、景気減速 と資金調達難を背景に、企業のデフォルト率は向こう1年以内に現在の3倍超の

6.3%に達する可能性がある。経営破たんあるいは破たん寸前企業が発行したデ ィストレスト債への投資に向けては今年これまでに、米投資会社カーライル・グ ループやオークツリー・キャピタル・マネジメントもファンドを設定している。

ロサンゼルスを拠点とするオークツリーのハワード・マークス会長は「欧米 で企業買収がうまくいかなかった場合がチャンスだ。供給が急速に増える可能性 があるのがこの市場だ」と語る。同社は5月、OCMオポチュニティーズ・ファ ンド・VIIB設立で109億ドルを調達した。

ニュージャージー州のウェブサイト上の資料によれば、同州年金基金はGS Oキャピタル・オポチュニティーズ・ファンドに対して1億ドルの提供を提案し た。ブラックストーンは昨年12月、別のファンドを通じてディストレスト債投 資を目的に13億ドルを集めている。今月の投資家あて書簡によれば、ニューヨ ークを拠点とするモナークは匿名の欧州年金基金から3億ドルを調達した。

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