ウォルマート買い・ゴールドマン売りの米株投資戦略、魅力低下か

小売り最大手ウォルマート・ストアーズな ど米国の景気とともに利益が伸びる企業の株式を買い入れ、米サブプライムロ ーン(信用力の低い個人向け住宅融資)の打撃を受けた金融株を売るという株 式投資戦略は、その魅力を失いつつある。

金融株が11日に5年ぶりの安値水準を付けて以来、ゴールドマン・サック ス・グループ株は12%反発、S&P500種株価指数を構成する金融株は5.2% 上昇している。投資家がサブプライム危機に伴う最悪期を脱した可能性がある と見込んでいることが背景。

年初に100万ドル相当のゴールドマン株を空売りし、ウォルマート株を買 い入れた投資家のリターン(投資収益率)はプラス40%となる計算だ。こうし たリターンは先週、プラス48%とピークに達した。ウォルマートの年初来上昇 率は25%。

その後、ゴールドマン株が値上がりしたが、同社株下落を見込んでいた投 資家が、ゴールドマンが17日に2008年3-5月(第2四半期)決算を発表す る前に、空売りを手じまいするため同社株を買い入れた可能性がある。

ゴールドマン株は年初来で15%安となっているものの、16日のニューヨー ク証券取引所では前週末比2.1%高の182.09ドルで取引を終えた。最も収益性 の高い米証券会社であるゴールドマンの3-5月期決算は、ブルームバーグ・ ニュースがアナリスト19人を対象にまとめた調査の平均値によれば、1株当た り利益が3.42ドルとなる見込み。

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