アジア地域の債券保有リスク、1週間ぶり低水準にとどまる-CDS

17日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場で、アジア地域の社債・国債の保証コストは1週間ぶり低水準に とどまっている。世界大手金融機関の信用関連損失は軽減されつつあるとの楽観 論が広がった。

BNPパリバによれば、20の高リスク・高利回り発行体で構成するマーク イットiTraxxアジア(日本除く)指数は、変わらずの494ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)。前日は21bp低下と、9日以来の低水準となっ ていた。ブルームバーグのデータによれば、前日の下げ幅はここ5週間で最大だ った。指数低下は信用の質が改善したとの認識を示す。

米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは16日、信用市場悪 化による一段の損失の抑制を目指し、2008年3-5月(第2四半期)にモーゲ ージ関連資産を20%減らしたことを明らかにした。その上で、圧縮後の同資産 の評価には自信を示した。同日発表した第2四半期決算は28億ドルの赤字で、 先週発表の暫定集計と同様だった。

BNPパリバのクレジット・アナリスト、ブレット・ウィリアムズ氏(香港 在勤)は「日米欧の金融機関のバリュエーションは底を打ったと考える人が増え ている」とした上で、「私はそうはみていない。こうした金融機関の問題は慢性 的な状態が続き、一段の価格下押し圧力とボラティリティ(変動性)をもたらす だろう」と述べた。

ICAPによれば、投資適格級発行体で構成するマークイットiTraxx アジア(日本除く)指数は、2.5bp低下の124bp。シティグループによれば、 同オーストラリア指数は1.5bp下げ107bp。同日本指数は変わらずの96bp。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE