債券相場は上昇、20年入札無事通過で買い安心-先物は一時133円台に

債券相場は上昇(利回りは低下)。午後零 時45分に発表された20年国債入札結果は、最低落札価格が市場予想通りとな るなど無難な結果となった。入札が無事に通過したことによる買い安心感から、 先物9月物は一時、3営業日ぶりに133円台に上昇した。

岡三証券経済調査部の坂東明継シニアエコノミストは、入札結果について、 最低と平均落札価格の差である「テール」が縮小し、応札倍率も高かったと指 摘。そのうえで、「無難な結果となったことを受けて、安心感から買いが入っ た。前週末の白川方明日銀総裁の発言以後、利上げの思惑が後退したことも相 場の支えとなっている」と説明した。

東京先物市場の中心限月9月物は、前日比1銭安の132円47銭で寄り付き、 直後に132円33銭まで下げた。その後は、買いが優勢になって、徐々に水準を 切り上げる展開。午後の入札結果発表後には買いが膨らみ、一時は68銭高い133 円16銭まで上昇。3営業日ぶりに133円台に乗せた。その後は上げ幅を縮めて、 132円80銭台で取引されている。9月物の売買高は午前1時28分時点で2兆 7038億円程度。

20年債入札結果、テールは13銭に縮小

財務省がこの日発表した表面利率(クーポン)2.4%の20年利付国債(6 月債)の入札結果は、最低落札価格が市場予想と同じ99円85銭(最高落札利 回り2.411%)となった。平均落札価格は99円98銭(平均利回り2.401%)。

テールは13銭となり、前回債の24銭から縮小した。応札倍率は3.69倍と なり、前回債の4.29倍から低下した。

新発10年債利回りは一時1.825%

現物債市場で新発10年物の293回債利回りは、前日比0.5ベーシスポイン ト(bp)高い1.885%で取引を開始した。その後は、徐々に水準を切り下げ、2bp 低い1.86%で午前を終了。午後に入ると、一時は5.5bp低い1.825%まで低下 した。その後はやや押し戻されて、1時半すぎからは2.5bp低い1.855%で推移 している。

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