政府:小麦価格を10月に20%再値上げか、マクロ経済に悪影響

政府が製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格 が10月に再値上げされる見通しだ。小麦の国際市況が高止まりしていることが 背景にあり、昨年4月に変動相場制を導入して以降で4回目となる。政府関係 者が明らかにした。

度重なる小麦価格の値上げについて、第一生命経済研究所の永浜利広主席 エコノミストは、買い控えによる個人消費の減退や、販売減を通じた企業業績 の悪化を招くだけに「マクロ経済全体に明らかに悪影響が及ぶ」と懸念する。

政府は昨年4月に輸入小麦の販売価格の固定制を廃止し、直近8カ月の輸 入価格の平均をもとに、国内小麦農家への補助金などを上乗せして売り渡し価 格を決めている。シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物相場は2月27日に 1ブッシェル当たり13.495ドルの過去最高値を更新。その後も8ドルを挟んで 一進一退が続いており、現状水準が維持されれば20%超の値上げにつながる。

小麦価格は2007年4月の1.3%を皮切りに、同10月に10%、ことし4月 には30%引き上げられており、10月に再値上げが実施されれば製粉、食品メー カーが更なる値上げを迫られる。

CBOTでは16日、小麦(9月限)相場が前日比5.25セント高の1ブッ シェル当たり8.9425ドルで取引を終了した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE