豪中銀議事録:年初来の利上げで景気は鈍化へ-豪ドル下落(2)

オーストラリア準備銀行(RBA)は17 日公表した今月3日の政策決定会合の議事録で、今年これまでの利上げで12 年ぶり高水準となっている政策金利が、1991年以降で最も高いインフレ率の主 な要因である需要を鈍化させるのに十分な可能性があるとの見解を示した。

RBAは議事録で「現行の金融政策の設定で、必要とされる需要減速が起 こる公算が大きい」と指摘した。

3日の政策決定会合は、昨年8月以降4回の利上げが景気を鈍化させる兆 しが出るなかで、政策金利を7.25%に据え置いた。1-3月(第1四半期)の 豪経済成長率は、過去2年弱で最も低水準だった。議事録は、政策担当者が 「こうした減速トレンドの継続が重要との認識で一致した」としている。

議事録発表後の外国為替市場で豪ドルは下落。シドニー時間午前11時35 分(日本時間同10時35分)現在、1豪ドル=0.9407米ドルと、発表前の同

0.9437米ドルを下回っている。

議事録は「余剰生産能力が限定的で、それまでの需要の伸びが力強いなか、 過去1年間にインフレ率が不快なほど高い水準に加速したことが主な問題だっ た」と説明している。

燃料・食品価格高騰や住宅コストの上昇で、第1四半期のコアインフレ率 は前年同期比4.4%上昇し、ほぼ17年ぶりの高水準となった。RBAは年間の インフレ率を平均2-3%に抑制することを目指している。

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