神戸鋼株が反落、非鉄鋼関連事業の悪化を懸念-みずほ証は格下げ

高炉国内4位の神戸製鋼所の株価が、一時 前日比14円(4.2%)安の322円と反落。粗鋼生産国内2位のJFEホールディ ングスも安い。アルミ・銅関連事業や建設機械事業、造船事業といった非鉄鋼関 連事業の収益悪化から、今期(2009年3月期)業績が厳しくなる可能性がある との見方が強まった。午前終値は神戸鋼が2.4%安の328円、JFEHDは

0.2%安の5810円。

みずほ証券の松田洋アナリストは16日付で、神戸鋼とJFEHDの業績予 想をそれぞれ引き下げた。神戸鋼の非鉄鋼関連事業では、アルミ・銅関連を主体 とする耐用年数の短縮影響を今回から予想に反映させたほか、建設機械関連を主 体に円高デメリットなども予想されると指摘。非鉄鋼関連事業の今期営業利益を、 従来比で170億円引き下げて910億円(前期比15%減)、全体の営業利益も120 億円引き下げて1850億円(同8.6%減)へと減額した。

また、JFEHDについては、鋼材価格上昇などから今期の造船事業の営業 損益が100億円の赤字となるほか、エンジニアリング事業も70億円の赤字にな ると試算。非鉄鋼関連事業の営業利益額を従来予想から145億円引き下げ、営業 損益は135億円の赤字になると予想。全体の営業利益も前期比5%減の4850億 円(従来4950億円)にとどまる見込みという。

この結果、今期業績をベースとするフェアバリューについて、神戸鋼は過去 平均に現状の事業構造などを勘案したEV/EBITDA(時価総額+純負債/ 営業利益+減価償却費)6倍程度の360円前後、JFEHDは7倍程度の6100 円前後と算出。株価の上値は限定的として、投資判断をともに「2(買い)」か ら「3(ホールド)」へ引き下げた。

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