ジャンク級企業の5月デフォルト率、世界で2年半ぶり高水準-S&P

米格付け会社スタンダード・アンド・プア ーズ(S&P)によれば、厳しい借り入れ環境やエネルギー高のなか、信用格付 けがジャンク(高リスク・高利回り)級の企業のデフォルト(債務不履行)率は 5月に世界で2年7カ月ぶり高水準に達した。

同社のダイアン・バザ氏率いるアナリストらがまとめたリポートによると、 5月のデフォルト率は1.45%と、4月の1.29%から上昇。米国では1.89%と、 4月の1.64%を上回り、2年2カ月ぶり高水準だった。

バザ氏は同リポートで「経済環境の悪化と依然として高い金融市場でのボラ ティリティ(変動性)を背景に、犠牲となる企業は過去何年かを上回るペースで 増えている」と指摘した。

S&Pによると、年初から今月11日までにデフォルトとなった企業数は 2007年あるいは06年全体を超えた。このなかにはカジノ運営のハーブスト・ ゲーミングや同トロピカーナ・エンターテインメントが含まれる。今年これまで のデフォルト33件中、16件がメディア・エンターテインメントや消費者向け 製品、小売り、レストラン業が占めたという。

S&Pは、今年の米デフォルト率が向こう1年で最悪4.7%に達するとの 見通しを据え置いた。件数では74件。

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