出光株が1カ月ぶり大台割れ、マージン回復遅れでモルガンS証格下げ

民族系の石油元売り大手である出光興産 の株価が大幅続落。前日にモルガン・スタンレー証券が投資判断を従来の「イ コールウエート」から「アンダーウエート」に引き下げたことを受け、株価の 先高期待が後退した。一時、前日比740円(7.3%)安の9460円まで下げ幅を 拡大、取引時間中としては約1カ月ぶりに1万円の大台を割り込んだ。午前終 値はやや戻して250円(2.5%)安の9950円。売買高は23万株で、前日終日 の14万株をすでに6割強上回っている。

モルガンS証のアナリスト、ラリータ・グプタ氏は16日付のレポートで、 2009年3月期の連結営業利益を716億円と、会社側計画の960億円を大きく下 回る水準を提示した。ナフサ(粗製ガソリン)高や石油化学製品とのスプレッ ド縮小などで、国内精製マージン回復が遅れると指摘している。同氏は、出光 興産株の目標株価も、従来の1万600円から7620円に見直した。

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