ドーナツとハンバーガーの連携動きだす、ダスキン株小高い-共同配送

「ミスタードーナツ」を手掛けるダスキン の株価が一時、前日比33円(1.8%)高の1840円と小幅ながら3日続伸。ハン バーガー・チェーンの「モスバーガー」を展開するモスフードサービスと物流 の共同配送やコラボレート商品開発など、具体的な業務提携内容を16日に発表 した。業務効率化など今後の相乗効果を見込んだが買いが先行。ただ会社側で は、2009年3月期(今期)の業績に対する影響は軽微としており、上げ幅は限 られている。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、「ダスキンは、優れた衛 生管理体制を持つモスのノウハウを享受でき、イメージアップにつながりそう だ」と、ダスキン側にメリットが高いと分析している。モスフード株は、投資 家の短中期的な売買コストである25日移動平均線に抑えられる格好で、一時13 円(1%)安の1324円と小反落。

コラボ商品、配送、店舗衛生管理

ダスキンとモスフードは16日の取引終了後、業務提携の内容を発表した。 共通のキーワードを基にコラボレート商品を開発し、7月中旬からキャンペー ンを実施する。このほか、10月から東海地域で共同配送を開始する予定。ダス キン広報室の古川満良室長は、「配送ルートの共同化により、これまで39台で 配送してきたが、この数を34台まで減らせる可能性がある」と見ている。09年 9月までに近畿地方、10年4月以降に東北、北陸、中国地方まで順次広げる方 針だという。

またモスフードのグループ会社で、総合衛生サービス会社のエム・エイチ・ エスが手掛ける店舗衛生管理システムをミスタードーナツで試験導入し、品質 管理・衛生管理の向上を図る。ダスキンはこれまで第三者に委託していたが、 衛生管理システムの導入で「信頼性を高めて生きたい」(古川氏)という。

ダスキンとモスは2月20日に、資本・業務提携を締結。商品開発、品質管 理、出店、購買、物流、新事業開発、営業・販促、海外の8つの分野で協議を 進めてきた。資本面では、ダスキンがモスの保有する自己株式4.1%を第三者割 り当てで引き受ける一方、モスはダスキン株1.5%を市場で買い付けている。

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