ポイント株は3月来安値、主力ブランド低調と値下げロスで利益下振れ

カジュアル服の専門店を全国展開するポ イントの株価が一時、180円(4.9%)安の3530円まで売られ、取引時間中と しては3月21日以来、およそ3カ月ぶりの安値圏に沈んだ。主力ブランドの 売れ行きがさえず、一部で値下げロスが発生し、利益が計画を下回って進ちょ くしている。主力ブランドが明確に回復しない限り、同社が成長軌道に回帰す るのは難しいとの警戒感が強く、終値でこの日も下げると、7日続落となる。

ポイントが16日の取引終了後に公表した2008年3-5月期(第1四半 期)業績によると、本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比1.8%減の 33億円になり、会社側の想定を下回った。既存店売上高は同1.3%減と計画線 で推移したが、粗利益率が2.6ポイント悪化、利益を押し下げた。

野村証券金融経済研究所の風早隆弘アナリストは、大きなサプライズ(驚 き)は無かったと前置きした上で、「主力ブランドの売り上げが悪くなると、 収益性も悪くなることが改めて確認された」と指摘。郊外ショッピングセンタ ー(SC)での販売競争激化や紳士服業界の低迷で、しばらく収益が低調にな るとの認識を示した。

野村金融研では、ポイント株の投資判断を「3(中立)」と設定。「主力 ブランドが回復しない限り、当社の成長軌道への回帰は難易度が高い」(風早 氏)としている。また、台湾事業の悪化を懸念。「日本の小売業全体の問題と して、台湾の景況悪化がクローズアップされる局面も出てきそうだ」(同氏) ともいう。

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