短期市場:翌日物0.505-0.51%、調達需要が底堅い-金利先物は小動き

朝方の短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.505-0.51%付近。準備預金の積み始めは需要が底堅い上、四半期末の6月 末を意識して調達コスト上昇に対する警戒感もある。一方、ユーロ円金利先物相 場は、前週末の日銀総裁会見を受けた買い戻し後は小動きに推移している。

翌日物は16日の加重平均0.509%に対して、外銀や証券の調達で0.505-

0.515%、国内銀の調達は0.505%から0.50%となっている。前日の積み初日は 準備預金5.5兆円のもと、0.51-0.52%で下げ渋り。午後は低下したが、0.50% は調達が根強かった。

午前9時20分の定例調節が見送られ、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000 億円増加の5兆6000億円程度になる。残り要積立額(1日平均4兆8500億円) と積み終了先から推計した実質的な中立水準は5兆円程度とみられる。

レポ(現金担保付債券貸借)は、18日分や19日分が0.54%程度。前週に比 べて3ベーシスポイント程度強含んでおり、6月利払い債の振替停止期間のわり には高め。短期国債の需給悪化が影響している可能性もある。新発政府短期証券 (FB)3カ月物利回りは0.60%に売られて推移している。

20日に国債大量償還を控え、資金をコマーシャルペーパー(CP)やター ム(期日)物の運用に回す動きも指摘される。中期債相場が不安定ななか、四半 期末決算を意識する銀行は短期の運用に傾きやすい。ただ、銀行によって運用姿 勢に違いもあるうえ、コール市場では資金の動きが見えづらくなっている。

金利先物は小動き

ユーロ円金利先物相場は小動き。前週末の日銀総裁会見を受けた利上げ観測 の後退による買い戻しも一巡。原油高など欧米でインフレ懸念が強まる中、ド ル・円相場や株価は方向感の乏しい展開となっている。債券先物は20年債入札 に対する警戒があるものの、中短期債相場はいったん落ち着いている。

中心限月2009年3月物は前日比0.015ポイント安い98.770で始まったが、 買い戻し先行で前日終値98.785まで戻した。その後は98.780前後で推移してい る。2年スワップは1.37%付近と、前日午後のレンジ内で取引されている。

市場の金融不安は後退している。米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスの2008年3-5月決算は初の赤字となったが織り込み済み。モーゲ ージ関連資産を20%減らしたことが反対に好感されている。

一方、ニューヨーク原油先物は一時1バレル=139.89ドルの最高値を付け、 ドルがユーロに対して売られた。ユーロ圏では5月の消費者物価上昇率が1999 年のユーロ通貨統合以来の最高水準となっており、利上げ観測が強まっている。

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