鉱山会社の収益性:07年は低下、電力コストや人件費増-PwC調査

2007年は鉱山会社の操業コストの増加率 が売上高の伸びを上回り、収益性が低下したことが、会計事務所プライスウォ ーターハウスクーパーズ(PwC)の調査で明らかになった。

PwCの電子メールのリポートによると、同社が調査を実施した40社で は昨年、電力や人件費などのコストが38%増加する一方、売上高の伸びは 32%となった。

PwCの世界鉱業部門の責任者、ティム・ゴールドスミス氏はリポートで 「利ざやは縮小している」と指摘。「熟練技術者の不足が引き続き問題となっ ているため、新規の供給を市場にもたらすのはますます困難になっている」と の見方を示した。

原油や石炭、ガスの価格が過去最高水準にあるなか、鉱山会社の電力コス トが増加しているうえ、商品ブームでエンジニアらの報酬も伸びている。チリ で銅を生産する英アントファガスタは先週、過去50年で最悪の干ばつの影響 で水力発電による電力が減少しており、同社は利ざやを維持するため「大きな 課題を抱えている」ことを明らかにした。

ただ、PwCによると、鉱山業界の時価総額は07年に54%増加。「上位 40社」の株主の07年のリターン(投資収益率)は平均119%と、06年の55% を上回った。

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