石井表記株が売り気配、太陽電池期待の中でプリント不振-四半期減益

プリント基板製造装置メーカー首位の石井 表記の株価が売り気配で始まった。午前9時14分時点で前日比150円(4.8%) 安の2950円売り気配で、注文状況は売り1万6300株に対し、買いは6600株と なっている。太陽電池関連事業による業績拡大期待が強い中、足元ではプリント 基板製造装置の悪化が全体の足を引っ張っていることが確認された。今期(2009 年1月期)計画に対する利益の進ちょく状況が期待ほど順調ではないとして、売 りが先行している。

会社側が16日に発表した第1四半期(08年2-4月)連結業績によると、 売上高は前年同期比2.6%増の47億9000万円、営業利益は28%減の4億9500 万円となった。主力のプリント基板製造装置のアジア向け売り上げが前年同期比 16%減の13億4800万円となったことや、パチスロ向け部品の売り上げが一巡し たことが響いた。

総務課の瀬尾裕信課長によると「中国の環境規制の影響で、プリント基板製 造装置への設備投資が抑えられている。同装置は過去2年間順調だったことで、 売り上げの伸びに一巡感も出た」という。

一方、太陽電池関連事業は計画を上回る好調ぶりだ。太陽電池ウエハー製造 設備の売り上げは前年同期のゼロに対し、3億6200万円へ増加。太陽電池ウエ ハーのスライス加工も、生産能力拡大が寄与して前年同期比33%増の1039万枚 と販売数量が拡大した。

通期の連結営業利益31億7500万円に対する第1四半期の進ちょく率は 16%にとどまった。「太陽電池関連の売り上げが上振れたものの、プリント基板 製造装置は予想に比べて下振れたことで結果的にほぼ計画通りに推移した」(瀬 尾氏)。太陽電池関連を中心に業績上振れ期待が強かっただけに、株価は足元の 進ちょく率の低さを嫌気する格好となっている。6月10日には、52週高値とな る3420円を付けていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE