NYココア:一時、22年ぶり高値-ドル相場の下落と品質低下懸念で

ニューヨークのココア先物相場は16日、 20年余ぶりの高値に達した。ドル相場が英ポンドに対して下落し、ニューヨー ク市場での需要が拡大したことに加え、世界最大の生産国であるコートジボワ ール産のカカオ豆の品質が低下するとの見方が強まったことが要因。

ロンドン市場でココア取引に利用されるポンドの相場は、ドルに対してほ ぼ過去1カ月で最大の上昇率を示した。ユーロなど主要6通貨に対するドル指 数は、最大0.9%下落した。また、国際ココア機関の先週の発表によると、コ ートジボワールのカカオ豆の生産量はことし、増加すると予想されるものの、 これまでのところ、品質には「非常に問題がある」。

コンサルタント会社を経営するアナリスト、ジュディス・ゲーンズチェー ス氏(ニューヨーク州在住)は「投機的な買いとドル相場の軟化」がココア相 場を押し上げていると指摘。「カカオ豆の生育期にあるこの時期は、例年、市 場に不透明感が広がる傾向がある」との見方を示した。

ICEフューチャーズUS(旧ニューヨーク商品取引所)のココア先物相 場9月限は、前週末比36ドル(1.2%)高の1トン当たり3030ドル。一時は 3040ドルと、少なくとも1986年以来の高値に達した。中心限月は3週続伸し ている。

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