短期市場:翌日物は下げ渋りか、積み始めや6月末を意識-準預5.6兆円

短期金融市場の無担保コール翌日物は下げ 渋りか。準備預金の積み始めは需要が底堅いうえ、資金の動きに不透明感の強い 四半期末の6月末を意識して短期国債が売られるなど、足元金利上昇に対する警 戒感もある。一方、準備預金は5兆6000億円に小幅増加する見通し。

16日の加重平均金利は5.6ベーシスポイント上昇の0.509%。積み初日は準 備預金5.5兆円と余裕があるなか、0.51-0.52%で始まり、午前は下げ渋り。午 後にようやく低下したが、0.50%は国内銀の調達が根強く残った。17日スター ト分は0.51-0.52%、ユーロ(オフショア)円は0.54%程度だった。

レポ(現金担保付債券貸借)は、17日分が0.56%、18日や19日は0.55% 前後と、前週に比べて3ベーシスポイント程度強含んでいる。6月利払い債の振 替停止期間のわりには高めで、短期国債の需給悪化が影響している可能性もある。 政府短期証券(FB)の8月や9月償還銘柄は0.60%まで売られている。

20日に国債大量償還を控え、資金をコマーシャルペーパー(CP)やター ム(期日)物の運用に回す動きも指摘される。中期債相場が不安定ななか、四半 期末決算を意識する銀行は短期の運用に傾きやすい。ただ、銀行によって運用姿 勢に違いもあるうえ、コール市場では資金が見えづらくなっている面もある。

6月末を越える無担保コールは運用希望が少ない。2週間物は証券などの調 達で0.65-0.70%、3週間物は0.72%の出合い。日銀の本店共通担保オペ(6 月17日-25日)の最低金利は0.55%、平均金利は0.564%だった。

調節見送り予想-準備預金5.6兆円

午前9時20分の定例金融調節は見送りの予想が多い。当座預金は前日比 1000億円減少の8兆1000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円 増加の5兆6000億円程度になる見込み。

準備預金の残り要積立額(1日平均4兆8500億円)と積み終了先(16日は 1800億円)から推計した実質的な中立水準は5兆円程度とみられる。

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