米リーマンの社債保有リスクが低下-モーゲージ関連資産圧縮で(2)

16日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場では、米証券4位のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの社 債保証コストが低下した。モーゲージ関連資産を20%減らしたことを受けた。

CMAデータビジョンによると、リーマンは2008年3-5月(第2四半期) 決算発表を受け、同社の社債に関連するCDSスプレッドは17ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)低下して253bpとなった。同スプレッドは11日 以来、約37bp低下している。

リーマンは信用市場の低迷を乗り切るため、資産圧縮のほかレバレッジの 引き下げや増資も進めている。リーマンが第2四半期に減らした保有資産は 1470億ドルと、先週示した概算の1300億ドルより多かった。9日には60億ド ルを調達している。

ウェストウッド・キャピタルのマネジングディレクター、レン・ブルーム 氏はブルームバーグラジオとのインタビューで、リーマンは価格評価が困難な 「レベル3」に分類される資産について「透明性の若干の向上に向け真剣に取 り組んでいる」と指摘。「市場は16日午前の電話会議に良く反応した」と説明 した。

CMAによると、北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットC DX北米投資適格指数は2.35bp低下の112bp。

保険大手の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の社 債に関連するCDSスプレッドも低下した。サブプライム(信用力の低い個人 向け)住宅ローン資産に関連する過去最大の損失を受け、マーティン・サリバ ン氏が最高経営責任者(CEO)から退任し、ロバート・ウィラムスタッド会 長がCEOを兼任することになったことが材料視された。同スプレッドは7bp 低下して191bpとなった(CMA調べ)。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE