米リーマンの社債保有リスクが低下-モーゲージ関連資産圧縮受け

16日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場では、米証券4位のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの 社債保証コストが低下した。モーゲージ関連資産を20%減らしたことを受けた。

フェニックス・パートナーズ・グループによると、リーマンは2008年3- 5月(第2四半期)決算発表を受け、同社の社債に関連するCDSスプレッドは 5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して260bpとなった。同ス プレッドは11日以来、約30bp低下している。

リーマンは信用市場の低迷を乗り切るため、資産圧縮のほかレバレッジの引 き下げや増資も進めている。リーマンが第2四半期に減らした保有資産は1470 億ドルと、先週示した概算の1300億ドルより多かった。9日には60億ドルを調 達している。

ウェストウッド・キャピタルのマネジングディレクター、レン・ブルーム氏 はブルームバーグラジオとのインタビューで、リーマンは価格評価が困難な「レ ベル3」に分類される資産について「透明性の若干の向上に向け真剣に取り組ん でいる」と指摘。「市場は16日午前の電話会議に良く反応した」と説明した。

フェニックスによると、北米の投資適格級企業125社で構成するマークイッ トCDX北米投資適格指数はニューヨーク時間午後1時22分(日本時間17日午 前2時22分)現在、2bp低下の112bp。

保険大手の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の社債 に関連するCDSスプレッドも低下した。サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン資産に関連する過去最大の損失を受け、マーティン・サリバン氏 が最高経営責任者(CEO)を退任し、ロバート・ウィラムスタッド会長がCE Oを兼任することになったことが材料視された。同スプレッドは4bp低下して 194bpとなった(CMAデータービジョン調べ)。

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