欧州債:2年債下落、ユーロ圏CPIの上方修正で利上げ観測強まる

欧州債市場では独2年債相場が下落。 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した5月のユーロ圏 消費者物価指数(CPI)改定値が速報値から上方修正されたことを受 け、利上げ観測が強まったのが背景だ。

2年債利回りは3営業日ぶりに10年債利回りを上回った。先物市場 動向によると、トレーダーは欧州中央銀行(ECB)による利上げ幅見 通しを引き上げた。パパデモスECB副総裁はこの日、ユーロ圏の賃金 上昇ペースが加速しているのは、インフレ加速が域内経済に影響を与え ている可能性があることを裏付ける新たな証拠だと指摘した。

BNPパリバの債券ストラテジスト、パトリック・ジャック氏は 「市場参加者は中銀による利上げ、特にECBによる利上げを想定し、 それに向けて準備を整えつつある。ショート(売り持ち)ポジションを 建てていた市場参加者には恩恵があるはずだ」と語った。

ロンドン時間午後4時25分までに、2年債利回りは前週末比7ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上げ4.69%。同国債(2010年6 月償還、表面利率4.75%)価格は0.13ポイント下げ100.10。10年債利 回りは4.63%でほぼ変わらず。

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