欧州委員会:インフレが「最大の懸念」、強い警戒の継続が必要に

欧州連合(EU)の行政執行機関、

欧州委員会は5月の消費者物価指数が16年ぶりの速いペースに加速した

ことを受けて、インフレがEU圏の政策決定者にとって「最大の懸念

だ」との見解を示した。

欧州委員会のアルムニア委員(経済・通貨担当)の報道官、アメリ

ア・トレス氏は16日、ブリュッセルで記者団に対し「良い数字ではな

い」と述べた。賃金・インフレの悪循環を回避するため強い警戒を続け

る必要がある。こうした悪循環は欧州の労働者をはじめ、誰の利益にも

ならない」と語った。

EU統計局(ユーロスタット)がこの日発表した5月のユーロ圏消

費者物価指数(改定値)は前年同月比3.7%上昇と、1992年6月以来の

高水準に達した。

トレス報道官は「アルムニア委員が4月28日に経済成長とインフレ

の予想を示したときにはすでに、物価上昇リスクの存在が分かっていた。

それが立証された」と述べた。

さらに同報道官は「今年の見通しを大幅修正する必要性の有無に言

及するのはやや時期尚早だ。現時点ではトレンドは上向いているよう

だ」と語った。

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