東京ドームが急騰、MLBや音楽イベントで利益強含み-「嵐」も期待

東京ドームの株価が前週末比33円 (7.2%)高の489円と急騰し、約半月ぶりの水準を回復。不採算のゴルフ・ リゾート事業からの撤退する半面、メジャーリーグベースボール(MLB)の 開幕戦や音楽イベントにより、2008年2-4月期(第1四半期)の連結売上高が 前年同期を上回ったことが好感された。

同社が13日に発表した第1四半期の売上高は前年同期比0.1%増の204億 円。執行役員の田中雅昭財務部長によると、「ゴルフ・リゾート事業の撤退の 影響で、第1四半期は13億円の売上高がなくなるため、予算ベースでは減収 と見ていた」とそうだ。ただ、収益の柱である東京ドームでMLBの開幕戦や 国内外アーチストの公演が増加。また、巨人戦の試合も増えた影響で売上高の 微増を確保、本業のもうけを示す営業利益は同22%増の26億5900万円になっ た。

7月中間期の業績計画については、売上高で前年同期比3.9%減の431億 円、営業利益で同5.9%減の65億円と、期初の減収減益予想を据え置き。しか し田中氏によれば、ジャニーズの「嵐」や「Kinki Kids」などドームの公演な どによって「中間期の売上高は上回りそうだ」という。

大和証券SMBCのグローバル・プロダクト企画部の西村由美次長は、 「第1四半期の大幅な利益拡大はサプライズ。中間は減収減益を見込んでいる が、保守的過ぎで、業績上振れ期待が強い」と指摘した。

同社の株価推移を見ると、07年10月26日に749円を付けたものの、業績 悪化懸念から08年4月10日に396円まで下落した。ただ、東京ドームやセコ ムなど95銘柄で構成するTOPIXサービス指数を見ると、予想PER(株 価収益率)は18.7倍。これに対し、東京ドームは9.2倍と割安感が強い。

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