ホンダ:新型燃料電池車「FCXクラリティ」生産開始-日米で販売(3)

国内2位の自動車メーカー、ホンダは16 日、新型燃料電池車「FCXクラリティ」の生産を開始し、第1号車をライン オフした。

クラリティは、四輪新機種センター(栃木県高根沢町)で生産。同センタ ーには燃料電池車専用の組立ラインを新設し、燃料電池車特有の工程である燃 料電池スタックや水素タンクの搭載などを行う。

ホンダの福井威夫社長は同日、四輪新機種センターで開いたクラリティの ラインオフ式典で「走行中に二酸化炭素をまったく排出しないで、化石燃料も 使わない燃料電池車は地球環境に必須の技術」としたうえで、「量産化に向け た新たな一歩を踏み出した記念すべき日となった」と述べた。

第1号車は、映画プロデューサーのロン・イェクサ氏に納入される。この ほか米国で4人の個人にも納入すること明らかにした。

ホンダは水素で走る燃料電池車としてゼロから専用設計した「FCXクラ リティ」を来月に米国で、秋には国内でもリース販売を開始し、両国を中心に 3年間に200台販売する計画。ホンダの従来の燃料電池車が通常のガソリンエ ンジン車をベースにシステムを搭載したものだったのに対し、クラリティは小 型軽量高密度化した燃料電池スタックの開発などにより、車高の低い独自の外 観を可能にしたのが特徴。

福井社長は式典後の記者会見で、FCXクラリティの一部を欧州など日米 以外の地域でも販売することを明らかにした。また、日本での販売は個人でな く官公庁や企業といった大口顧客を対象にしていく考えを示した。

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