5月首都圏マンション発売:17.7%減、契約率は回復-値引き奏功(2)

不動産経済研究所(東京都新宿区)が16日に 発表したマンション市場動向によると、2008年5月に首都圏で発売されたマンシ ョンは前年同月比17.7%減の4398戸と9カ月連続の減少となった。前月比では

53.0%増。

都区部や都下などではマンション価格の値上がりで購入意欲の落ち込みが続 いているが、郊外では販売不振を受けたデベロッパーの値下げが顕著となってい る。同研究所によると、首都圏全体では価格の上昇傾向に変わりはないが、埼玉 と千葉は価格、単価ともに低下した。

首都圏の契約率は71.0%と前年同月比では4.7ポイント低下したが、2007年 7月以来の70%台となった。前月比では7.9ポイントの上昇。1戸当たりの価格 は首都圏が4821万円で、前年同月比17万円(0.4%)の上昇。1平方メートル当 たりの単価は63.9万円と前年同月比1.4万円(2.2%)上昇した。

千葉は2004年の価格水準

不動産経済研究所企画調査部の福田秋生部長は会見で「不動産業界では価格 調整が進みつつある。全体の価格が下がっているという状況ではないが、売り渋 りはデベロッパーにとり合わなくなった。売るために、いかにどれだけ価格を下 げようかという話になった」と述べた。

地域別の平均価格は、都区部は1.1%上昇、都下が15.0%上昇、神奈川が11.9% 上昇したが、埼玉は6.5%低下、千葉は21.1%低下した。福田部長は「千葉県は 2004年の水準まで落ちた」と語った。

近畿圏で5月に発売されたマンションは前年同月比25.2%減の1791戸だった。

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