Uアローズ株が反発、ABCマト前会長の法人が大量保有-純投資目的

衣料品専門店を展開するユナイテッドア ローズの株価が急反発。靴の企画・小売を手掛けるエービーシー・マートの三 木正浩前会長が代表取締役を務める不動産会社のイーエム・プランニング(東 京都目黒区)が、Uアローズの発行済み株式総数の約7%を保有していること が分かった。投資魅力が高い銘柄と認識された格好で、一時前週末比88円 (14%)高の711円と、およそ1カ月ぶりに700円台を回復した。終値は11% 高の689円。

イーエム・プランニングが13日、関東財務局に大量保有報告書(5%ル ール報告書)を2回に分けて提出。それによると、4月7日からほぼ連日、U アローズ株式を買い進め、報告義務発生日の11日までに合計298万1700株を 保有し、発行済み株式総数に対する割合は6.97%になった。保有目的は「純投 資」。UアローズIR担当の河西美紀氏は、「当社では、純投資と認識してい る」とした上で、具体的なコメントは控えた。

UBS証券の山手剛人アナリストは、「あくまで三木氏の個人的な投資で はないか。Uアローズ側にとっては、ABCマートとタイアップしてもシナジ ー効果はほとんどない」との見方を示している。

リテラ・クレア証券の井原翼投資情報部長は、三木氏が創業したABCマ ートは「経営感覚の鋭い会社」と指摘した上で、「Uアローズの業績は増収で、 販売は好調。利益は増えていないが、経営方針を変えれば見通しも良くなる。 Uアローズは配当利回りも高く、買いやすい銘柄だ」と指摘した。Uアローズ の今期の配当計画は1株当たり年25円で、前週末時点での予想配当利回りは 4%となっている。

Uアローズが5月14日に発表している09年3月期の連結業績予想は、売 上高が前期比16%増の839億円、営業利益は同14%減の42億5200万円で、 08年3月期と同様に増収減益計画。『コーエン』、『ペレニアルユナイテッド アローズ』など新たに子会社を設立するなど、マーケットの拡大に向けた先行 投資に費用がかさむという。

イーエム・プランをめぐっては、これまでもTBS株式を一時、発行済み 株式の8.92%まで保有していたことが大量保有報告書で明らかになるなどの動 きもあった。同報告書ベースでは、TBS株に関して2007年6月に一部処分 し、保有比率は3.35%まで低下している。

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