ライトオン株が続落、デニム離れで新規出店を抑制へ-既存店改革必要

ジーンズカジュアルショップを展開する ライトオンの株価が続落。一時、前週末比36円(3.3%)安の1057円と3月 28日以来、約2カ月半ぶりの安値水準に沈んだ。主力製品のデニムの売り上げ 減少傾向が続き、新規出店数を減らす方針であることが分かった。同社はこれ まで、60店舗前後の新規出店を進めていたが、計画の見直しで事業規模の拡大 期待が後退している

同社管理部の松本直弥リーダーは、「主力商品のデニムはファッショント レンドの変化で、売り上げが低迷している。既存店の立て直しを図るため、新 規出店は減らす」と話している。14日付の日本経済新聞朝刊は、ライトオンが 今後数年間、新規出店を30店舗に絞ると報じた。ただ松本氏は、「新規店舗 を減らす方向で検討しているが、具体的に何店舗にするというところまでは決 めていない」としている。

既存店売上高の推移を見ると、3月度(20日締め)は前年同月比7.7%増 と、10カ月ぶりにプラスに転換。「気温が上昇した上、値引きセールを実施し、 顧客を呼ぶための起爆剤にした」(松本氏)ことが主因という。ただ、ガソリ ン税の暫定税率が復活した5月度は同19%減と低迷。07年9月-08年5月ま での既存店売上高も前年同期比11%減と大幅に前年実績を割り込んでいる。こ のため、08年8月期の新規出店計画を従来の60店舗から47店舗に抑制するこ とを決めている。

岡三証券企業調査部の森清シニアアナリストは、「個人消費の落ち込みに より、売上高が低迷しており、市場環境の悪化を懸念する見方が広がっている。 新規出店を抑制し、既存店の立て直しを図ることで利益率の改善が見込まれ、 無理に出店しない方が良い」と話していた。過去2カ月あまりは、投資家の長 期売買コストを示す200日移動平均線(1145円)を挟んだもみ合いが続いてお り、年初来の騰落率はマイナス9.3%安と、同期間の東証小売株指数の下落率

9.8%とほぼ同じようなパフォーマンスとなっている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE