東応化株が午後急騰、米IBMと新世代太陽電池を共同開発-低コスト

半導体向けフォトレジスト(感光性樹 脂)が主力の東京応化工業の株価が、午後1時30分以降に急騰。一時は前日 比268円(14%)高の2200円まで買い進まれ、約1カ月ぶりの高水準に値を 戻した。米IBMと共同で新しい方式の次世代太陽電池製造プロセスの開発に 取り組むと発表。将来的な収益寄与などが期待された。

午後1時45分現在の株価は同8.2%高の2090円で、東証1部の上昇率で 11位。午後1時のリリース公表からおよそ45分で約31万株の売買が約定、同 時刻までの累積出来高(45万株)の3分の2超を占めた。午後1時以降の平均 取引サイズは1078株で、午前中の平均の406株より、大口注文が数多く入っ たことがうかがえる。

レアメタル使う非シリコン系

東応化とIBMは日本時間16日午後1時に、新世代太陽電池の開発着手 を公表。原材料の確保などが難しくなっている既存のシリコン系ではなく、銅 やインジウムなどのレアメタルを用いたCIGS系(非シリコン系の1種)で、 量産に適した効率的な製造プロセスの確立を目指すという。

事業化のめどは立っていないが、同開発プロジェクトが成功すれば、15% 超の発電効率が期待できるほか、「低コストで太陽電池モジュールを量産でき るため、既存の太陽電池製造プロセスを置き換えることも可能になる」(東応 化広報部の萩原三雄氏)と説明している。

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