アジア太平洋地域の債券保有リスク低下、原油安で-CDS取引が示唆

16日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場で、アジア太平洋地域の債券保証コストが低下している。ニュー ヨーク原油先物相場がアジア時間の時間外取引で2営業日続落し、インフレ加速 で借り入れコストが増大するとの懸念が和らいだ。

クレディ・スイス・グループによれば、投資適格級の日本企業50社の社債 で構成するマークイットiTraxx日本指数は日本時間午前10時39分現在、 4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の96.5bp。投資適格級の 豪企業25社の社債を基にした同オーストラリア指数は4.5bp下げ110.5bp。 指数低下は信用の質が改善したとの認識を示す。

サウジアラビアが、今月22日に開催される会議で原油増産を発表する可能 性があると表明したことに反応し、原油相場は時間外取引で下落。日本と豪州の CDSスプレッドは12日、インフレ加速で利上げを余儀なくされる中央銀行が 増えるとの懸念から8週間ぶり高水準に上昇していた。

シティグループのクレジット専門家、クリス・ビオル氏(シドニー在勤)は 「先週金曜日遅くに原油価格が若干下がったことが、CDS市場にはプラスとな った」と指摘した。

BNPパリバによれば、20の高リスク・高利回り発行体で構成するマーク イットiTraxxアジア(日本除く)指数は、10bp低下の505bp。投資適 格級発行体で構成する同様の指数は3bp下げ129bp。

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