5月の中国鉱工業生産:前年比16%増に加速-内外需ともに好調(2)

中国国家統計局が16日発表した5月の鉱工 業生産は前年同月比16%増と、4月の同15.7%増から加速した。内需、外需と もに好調で、世界的に成長が鈍化するなか、中国の景気が依然として力強く拡大 している新たな兆候が示された。

5月の伸び率は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト22人 の予想中央値と一致した。

5月の輸出が急増し、小売売上高の伸び率は9年ぶり高水準付近を維持した。 四川省で発生した大地震で同省の生産は混乱しているが、中国の鉱工業生産は拡 大が続いている。1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)伸び率は

10.6%で、こうした成長ペースを維持した場合、中国人民銀行はインフレ抑制措 置を講じる余地が拡大する。

東亜銀行(香港)のチーフエコノミスト、ポール・タン氏は「輸出と国内消 費が高水準で維持されており、中国の政策当局は経済成長よりもインフレを懸念 している」と指摘した。

1-5月期の鉱工業生産は前年同期比16.3%増加した。

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