中国は金融引き締めと人民元上昇の容認を-人民銀元政策委員の余氏

中国人民銀行の元貨幣政策委員、余永定氏 は15日、中国が景気過熱抑制に向けて金融引き締めを実施するとともに、人民 元の上昇を容認すべきだとの見解を示した。

余氏は韓国の済州島でインタビューに応じ、「何らかの形で、金融政策を引 き 締め、人民元が一段と上昇するのを容認することが必要だ」と指摘。「サブ プライム(信用力の低い個人向け)危機に伴う世界的な景気減速が進んでいるこ とから、非常に慎重になる必要もある」と指摘した。

また、中国は人民元上昇を乗り切ることが可能で、人民元高はインフレ加速 の緩和に「寄与」するだろうと述べた。「それは助けになると思うが、最も重要 な手段とは言っていない。金融引き締め、金利上昇といった他の手段があるため だ」と指摘。その上で、「人民元相場を切り上げながら、中国へのホットマネー (短期的な投機資金)流入」を阻止するよう取り組むべきだと主張した。

すでに資金が豊富にある中国は海外からの投機的な資金流入を回避するため、 今年に入って金利を据え置いている。指標となる1年物貸出金利は7.47%、預金 金利は4.14%。

余氏は「インフレ抑制という面から均衡点を見つけ出し、8%や9%といっ た適切な水準となる成長を維持するよう努めなければならない」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE